宮崎市大淀川の堤防・河川敷で見つけた草花たちです。
なにぶん素人がやっていることですので間違いがあるかもしれません。
お気づきの方にご指摘頂ければ幸いです。
Page 18-A Summer July

アラゲハンゴンソウ(キヌガサギク) Rudbeckia hirta var. pulcherrima
荒毛反魂草。 キク科 オオハンゴンソウ属
草原などに生える北アメリカ原産の多年草。茎と葉に硬い粗毛があります。高さ40〜70cm。
茎先に6cm前後の大きく黄色い頭花をつけます。蕾のときに葉状の総苞片が目立ちます。
根生葉は鋸歯のある卵形で柄がありますが、茎葉は細く柄はほとんどありません。
よく似たものにオオハンゴンソウがあります。オオハンゴンソウは高さが1.5〜2mになり
茎には毛がありません。また、下部の葉は羽状に5〜7裂、中部の葉は3〜5深裂します。

ヤブカンゾウ(オニカンゾウ) Hemerocallis fulva var. kwanso
藪萱草。 ユリ科 ワスレグサ科
道端や藪、土手などに生える、多年草。有史以前に大陸から渡来したと考えられて
いますから、ひょっとすると、天孫族の神々が持って来たのかもしれません。花茎の
高さ80〜100cm。茎先で分枝し8cm前後の橙赤色花を数個つけます。雄しべと雌
しべが花弁化した八重咲きです。葉はながさ40〜60cmの広線形で多くが2列に出
るようです。結実はしません。ヤブカンゾウの古名は「和須礼久佐」、食すと「憂」を忘
れることができたからとか。
人間の生活圏に近いところに多く生え、おいしい山菜として人気があります。
扇状に開いた若芽を地中の基部からひねり取ります。根際の白い部分にぬめりがあり、
ぬたにすると、とても美味しく食べられます。生でもたべられますが、少し茹でると甘みが
増します。ぬたの他にもおひたし、煮物、汁の実、天ぷら等に。花も食べられます。
おひたし、酢の物、てんぷら、花酒。
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| ヤブカンゾウの若芽 | ぬた(酢味噌あえ) |

クグ(イヌクグ) Cyperus cyperoides
莎草。(犬莎草) カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
海辺周辺の日当たりの良い草地や道端などに生え、高さは30〜50cm。
茎には3稜があり、広線形の葉が互生します。茎の先に6〜10の苞葉をだし、
円柱状の穂状花序をつけます。「クグ」とは「カヤツリグサ」の古名です。

ウキヤガラ Scirpus fluviatilis
浮矢柄。 カヤツリグサ科 ホタルイ属
池や沼などの浅い水中に生えます。高さ80〜150cm、多年草。茎は三角形で、
葉は茎の中部より下につき、線形。地下匐枝を伸ばしてふえます。夏季に、茎の
先から数本の枝を出し、枝先に茶色の小穂を1〜4個つけます。名の由来は、
冬期、枯れた茎が水面に浮かぶ姿を、矢の柄に例えてこの名がついています。

カンガレイ Schoenoplectus mucronatus
寒枯藺。 カヤツリグサ科 ホタルイ属
河川や沼、ため池などに生える、多年生の抽水植物。和名は冬に枯れた枝が
残っているところからついています。地中には地下茎があり、密な群落を形成
します。茎の断面が三角形で、サンカクイと似ていますが、カンガレイは側生
した花序に柄がなく、サンカクイには柄を出すものがあるので区別できます。

ハマスゲ Cyperus rotundus
浜菅。 カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
道端や野原などに生える多年草。高さ20〜40cm。茎の断面は三角形、葉は線形で
先は次第にとがり、長さは8〜15cm、濃緑色で光沢があります。ハマスゲはアゼガヤ
ツリとよく似ていますが、小穂が紅褐色であり、柱頭が3個で痩果の横断面が3稜形で
あること、塊茎を持つことで区別できます。和名、「浜菅」は海岸に多く見られることから。
匐枝の塊茎は薬用として利用されます。生薬名、香附子(こうぶし)。
薬効として、胃痛・腹痛・月経痛・食欲不振・婦人病等。

アカシソ Perilla frutescens
赤紫蘇 シソ科 シソ属
大淀川河川敷の、新しく植栽された芝生のあちこちに生えています。芝と一緒に来たようです。
中国原産。茎は四角く葉は広卵形で縁に鋸歯があり、対生。高さ約60cm。植物全体に
高い香りがあり、茎葉とともに紫色で甘香があります。秋に淡紫色の花を穂状に多数つけ
ます。シソは品種が多く、茎葉が緑色で花が白色のアオジソ(大葉)、葉がちりめん状に
しわの多いものをチリメンジソ、両者の性質をもったアオチリメンジソ、表面が緑色で裏面
が紫色のカタメンジソなどがあります。シソの葉には殺菌、防腐、解熱、解毒作用があり、昔
から梅干の着色、着香料や刺身のつまに用いられています。薬用にするのはアカジソです。
ペリラアルデヒドという、強い防腐作用を持った成分を含んでいます。また、シソにはポリフェ
ノール類のルテオリンが含まれていて、アレルギー症状を緩和する作用を持つといわれてい
ます。花粉症などにいいのかもしれません。紫蘇の名は、昔、中国でカニ中毒で死にかけ
た少年に紫色の草をあたえたら蘇った、という伝説から付いたといいます。
薬用としての主な効用。
葉、枝先 - 生薬名、蘇葉・紫蘇葉(ソヨウ・シソヨウ)。薬効として、健胃・駆風・解熱・
発汗・鎮痛・鎮静。種子 - 生薬名、紫蘇子(シソシ)。薬効として、鎮咳・去痰・便秘。
茎を乾燥したものを紫蘇梗(シソコウ)。薬効として、精神安定・食欲不振・消化不良等。
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