大淀川の草花   
 
宮崎市大淀川の堤防・河川敷で見つけた草花たちです。
なにぶん素人がやっていることですので間違いがあるかもしれません。
お気づきの方にご指摘頂ければ幸いです。


Page 27   Autumn October

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(ミコシグサ) Geranium nepalense subsp . thunbegii

現の証拠。 フウロソウ科

山野によく見ることのできる、多年草。高さ30〜60cm。葉のわきから花柄をのばし
、先に茎〜1.5cmの紅紫色または白色の5弁花をつけます。人為的な原因から
東日本には白花、西日本には紅紫花が多いといわれます。茎・葉には毛が生え
葉は2〜4cmで掌状に3〜5深裂します。果実は熟すと種子を弾き飛ばします。

薬用になります。ゲンノショウコは古くから使われてきた民間薬の代表的なものの
一つで、食あたり・下痢・慢性の胃腸病・便秘などに薬効があります。多く用いても
副作用が少なく、優れた民間薬として重宝されてきました。飲むとすぐに効果が出
ることが名前の由来です。冷え性などに入浴剤としても使われます。(ヨモギを一緒
に使うと効果的です。)
ゲンノショウコの葉は有毒植物のキンポウゲやトリカブトによく似てい
ます。そのため採取には充分な注意が必要です。慣れていない方は
、花の咲いている時期に確認しながら採取するようにして下さい。


ゲンノショウコ ゲンノショウコ・葉



 




 
セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ(セイタカアキノキリンソウ) Solidago altissima

背高泡立草。 キク科

空き地や荒地などに生える、北アメリカ原産の多年草。地下茎から他の植物の成長を
阻害する化学物質を出して、大群落をつくります(アレロパシー作用)。茎には毛が密生
し、高さ1〜2.5m。茎先に長さ10〜50cmの円錐花序をだし、黄色い頭花を多数つけ
ます。舌状花は12〜18個。葉は低い鋸歯のある披針形(楕円形)で3脈があります。

セイタカアワダチソウは長い間、花粉症の犯人とされてきましたが、これは濡れ衣である
ことがわかってきました。秋の花粉症の原因となるブタクサやヨモギが花粉を大量に飛散
させる
風媒花であるのに対して、セイタカアワダチソウは虫媒花であり花粉量はそれほど
多くなく、またブタクサなどの花粉は軽くて遠くまで飛散しますがセイタカアワダチソウの花
粉は比較的重いため、広範囲に飛散することはあまりないようです。セイタカアワダチソウ
が犯人扱いされた原因は、ブタクサなどが花粉を飛散させる時期に花を咲かせることと、
なんといってもその鮮やかな黄色の見た目にあるのではないでしょうか。遠目から見ると
確かに大きな円錐花序が黄色く泡立っているように見えます。いまにもたくさんの花粉が
飛んできそうな気がします。これは、つい見た目で物事を判断してしまう我々人間の愚か
なところでしょう。見たような気になっていて実はちゃんと見ていないのです。花粉症の誤
解が解けたところで、よーく近づいて見てみると、小さく黄色い菊花が無数についていて
その美しさに感動さえ覚えます。我ながらなんと現金なものだなと思いましたが・・・・・。
今までごめんね、セイタカアワダチソウ。

セイタカアワダチソウの群生 セイタカアワダチソウ









ヤナギタデ(マタデ・ホンタデ)

ヤナギタデ(マタデ・ホンタデ) Persicaria hydropiper

柳蓼(真蓼・本蓼)。 タデ科

水辺や湿地に生える1年草。茎は分枝し高さ30〜80cmになります。枝先に先が垂れる、
約4〜10cmの花穂を出し、紅色を帯びた白色の花をまばらにつけます。花弁状の萼が
4〜5深裂します。葉は披針形(長卵形)で無毛。托葉鞘は筒状で縁には短毛があります。
果実は3稜形のそう果。

葉には強い辛味があります。噛むと山椒に似た辛味でしびれるような感じになります。
その辛味を利用して、芽を刺身のツマにしたりします。葉を擂り酢と混ぜたものが鮎の
塩焼きにつきものの
「タデ酢」です。タデの種類は多く、ほとんどが食用になります。
ヌタデなど辛味のないものも、若芽や若葉を茹でておひたしや和え物、油炒めなどにしま
す。またヤナギタデの葉の絞り汁は、日射病・食あたり・虫刺されなどに
薬効があります。

ヤナギタデ・葉 ヤナギタデ・托葉鞘
托葉鞘
ヤナギタデ(マタデ・ホンタデ) タデ酢
タデ酢











ヤブツルアズキ

ヤブツルアズキ Vigna angularis var.nipponensis

藪蔓小豆。  マメ科

草地などに生える、つる性の1年草。茎は蔓になり他物に絡みつきながら長く伸びます。
葉のわきから花軸をだし、黄色い花を付けます。花の竜骨弁は2枚が合着して筒状と
なり、螺旋状にねじれます。葉は狭卵形(卵形)の3小葉からなります。果実は線形の
豆果で、黒褐色に熟します。本種を改良して「アズキ」が作られたと言われています。







カラムシ(マオ・クサマオ)

カラムシ(マオ・クサマオ) Boehmeria nipononivea

茎(幹/から)蒸。  イラクサ科

道端や人里などに生える多年草。茎には短毛が密生して1〜1.5m位の高さになります。
葉のわきから花序を出し雄花序は茎の下部に、雌花序は茎の上部に付きます。葉は鋸
歯のある広卵形で先が尖り、基部は円形です。表面は軟毛が密生してざらつき、裏面は
綿毛が密生します。茎(カラ)を蒸して皮をはぎ、繊維をとったのが名前の由来です。かつ
ては上質な織物の原料に使われました。  別名のマオは 「真の麻」 の意味です。

カラムシ(マオ・草マオ)   薬用になります。
 生薬名、苧麻根。
 薬効として、解熱・止血。
 
 一見、美味しそうな感じですが、
 食べた人の話によると非常に
 まずいそうです。










ネコノシタ(ハマグルマ)

ネコノシタ(ハマグルマ) Wedelia prostrata

猫の舌。 キク科

海岸・河口部の砂地に生える多年草。茎は剛毛があり、地を長く這って上部は
斜上します。枝先に黄色い頭花をつけます。葉はやや多肉質の長楕円形で短
い剛毛があり、まばらな鋸歯をもちます。果実はそう果。葉のザラザラした感触
と形を猫の舌に見立てたのが名前の由来です。

ネコノシタ



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