大淀川の草花   
 
宮崎市大淀川の堤防・河川敷で見つけた草花たちです。
なにぶん素人がやっていることですので間違いがあるかもしれません。
お気づきの方にご指摘頂ければ幸いです。


Page 32   Autumn Novenber

 
スカシタゴボウ

スカシタゴボウ   Rorippa islandica

透田牛蒡。   アブラナ科 イヌナズナ属

 
水田・畦道・河原などやや湿った場所に多く生える一年草。春の花として紹介されることが
多いようですが、大淀川ではほぼ1年中見ることができます。高さ30~50cm。茎頂に総
状花序を出し、小さな黄色い4弁花を多数つけます。葉は羽状深裂することが多いようで
す(個体差あり)。果実はソーセージのような形をした短角果で、果実と果柄の長さがほぼ
同じです。名前にあるように、太くて長い直根があります。とてもよく似たものに同じアブラ
ナ科のイヌガラシがありますが、イヌガラシの果実は細長い円柱形の短角果であり、果
柄が果実よりも短いことで区別することができます。

短角果は膨らんでいます ゴボウのような直根
 
見事なロゼット スカシタゴボウ 短角果








 
ヒキオコシ

ヒキオコシ   Plectranthus japonicus

引起こし。   シソ科 ヤマハッカ属
 
山野や丘陵に生える多年草。高さ50~100cm。葉は広卵形で対生。花は長さ約
6mmで淡青紫色の唇形花。下唇が突出し、上唇に斑紋があります。別名、延命草。
昔、山中で行き倒れていた旅人に弘法大師がこの草の汁を絞って飲ませると、たちど
ころに直って起き上がったという伝承があることから、病人を元気にして「引起こす」力
がある草としてこの名がついたそうです。
胃腸病・腹痛・食欲不振等に薬効のある民間
薬として昔から使われてきています。乾燥したものを煎じたり、粉末にして内服。成分と
してジテルペンと呼ばれる一群の化合物が含まれています。 また、抗がん作用のある
成分が含まれていることも明らかにされています。
 
ヒキオコシ 全体 ヒキオコシの葉







ノコンギク 
ノコンギク

ノコンギク  Aster ageratoides subsp. ovatus

野紺菊。  キク科 シオン属


山野・野原などでよく見ることのできる、多年草。茎には短毛があり高さ50~100cm。
茎上部に頭花をたくさんつけます。舌状花は淡青紫色~白色、筒状花は黄色。根生葉
は長楕円形で花期には枯れてしまいます。茎葉は粗い鋸歯のある長楕円形で3脈が

めだちます。果実はそう果。若芽の葉は食用になります。10cm以下の若芽を根ぎわ
から摘みます(春期)。 あく抜きして、おひたし、和え物、天ぷら等に。
 

 ヨメナによく似ていますが、冠毛の長さ(4~6mm)に特徴があります。俗に「ノコンに毛あ
り、嫁に毛なし」と言い、ノコンの葉は触るとざらつきますがヨメナの葉はツルツルです。
(ヨメナも食用になります。ノコンと同様に調理。)
 
ノコンギクの冠毛 ノコンギクの葉

ノコンギク   「紺菊」(コンギク)とは、ノコンギクの中から
色の良いものが選別されて、栽培されてい
る種類。







 
キダチコンギク

キダチコンギク   Aster pilosus Willda 

木立紺菊。   キク科 シオン属

北米原産の帰化植物、多年草。茎の下部が木質化するので、この名前がついています。
高さ40~120cm。茎はよく分枝し、大きくなり過ぎる為か、倒れていることが多いようで
す。葉は長さ2cmほどで小さく、縁には毛が散生します。たくさん分枝した先に、直径2cm
程度の淡青紫色~白色の花をつけます。日本には朝鮮戦争の頃、北九州市に渡来した
後、各地に広がったと言われています。
 
まとまりのない様子 花色は淡青紫色~白色
舌状花の様子はまちまち 冠毛
キダチコンギクの葉 茎の基部は木質化しています







 
ハリビユ
ハリビユ

ハリビユ    Amaranthus spinosus L.

針莧。  ヒユ科 ヒユ属

熱帯アメリカ原産の帰化植物。日当たりの良い路傍・荒地・河原に生える1年草。高さ40~200
cm。全体に赤みがかっています。別名、ハリイヌビユ。茎は無毛で光沢がある葉は狭卵形(広
卵形)、葉柄のつけ根から5~20mmの硬く鋭いトゲをだします。花序は茎の下方では円いかた
まりとなり、上方では長い穂となって、花序の中にもトゲがあります。丸く光沢のある黒色の種
子は、1mm以下のちいさなものです。

ハリビユ全体の姿 硬くて鋭い刺
花序の中にも刺があります ハリビユ







 
アブラススキ

アブラススキ    Eccoilopus cotulifer

油芒。(狼尾草)   イネ科 アブラススキ属

丘陵・山地・草地などに生える多年草。高さは90~120cm。茎はやや太い円柱形で
叢生して直立します。葉は線状披針形で白い中央脈が目立ちます。茎頂に円錐花序
をだし、まばらに小枝を輪生状につけて垂れます。茎や枝には油っ気があり油臭が
することからこの名があります。

アブラススキ アブラススキ花序
アブラススキ小穂の様子 葉舌有り。周囲には毛が密生。





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