宮崎市大淀川の堤防・河川敷で見つけた草花たちです。
なにぶん素人がやっていることですので間違いがあるかもしれません。
お気づきの方にご指摘頂ければ幸いです。
Page 5-B Spring April

カサスゲ Carex dispalata
笠萓。 カヤツリグサ科 スゲ属
湿地や川岸、池や沼のほとりに群生する多年草。根茎は堅く長い匍匐根茎を伸ばして
殖えます。茎は太く叢生し、高さ40〜100cm。葉は線形。茎の基部の葉鞘は赤褐色。
初夏、茎の先に線状円柱形の雄性花穂(長さ3〜6cm)を1個、その下に細長い円柱
形の雌性花穂を数個つけます。分かり難い画像ですみません。中央上部の薄茶色の
ひょろっとしたのが雄性花穂、中央の黄緑色でイガイガしてるのが雌性花穂です。

チチコグサ Gnaphalium japonicum
父子草。 キク科 ハハコグサ属
山野の道端などに生える多年草。細い茎は白い綿毛が多く、高さ15〜30cmになり
ます。茎頂に茶褐色の頭花を密に付け、花序の下に苞葉がつきます。根生葉は2.5
〜10cmの線状披針形で、表には綿毛が薄く生え裏は密生します。茎葉は線形。
果実はそう果で白色の冠毛をもっています。

オニノゲシ Sonchus asper
鬼野罌粟。 キク科 ノゲシ属
荒地などに多く生える、ヨーロッパ原産の1年草(越年草)。茎は高さ40〜120cm。茎は
中空で稜が多数あります。茎先や枝先に黄色い頭花をつけます。葉は羽状の切れ込み
があり、先が刺となる鋸歯があります。(よく似たノゲシ / ハルノノゲシの葉は柔らかく、
触っても痛くありません) 基部は耳たぶ状に張り出して茎を抱きます。果実はそう果。


ヘビイチゴ Duchesnea chrysantha
蛇苺。 バラ科 ヘビイチゴ属
畦道や野原などに生える多年草。茎に長軟毛があり地を這って伸びます。葉のわきから花柄を
だし約1.5cmの黄色の5弁花をつけます。葉は3出複葉で互生し、小葉は楕円形であらい鋸歯
があり、裏面脈上には長毛があります。果実は粒状のそう果で、淡紅色をした果床表面に散在。

子供の頃、小さなイチゴ状の果実を見つけると「蛇の食べる毒イチゴだー!」と
大騒ぎしていたことを思い出します。実際には、イチゴに似た果実には毒はな
く食べられないこともないそうですが、あまり美味しいものでもないようです。

ノハラツメクサ Spergura arvensis Linn
野原爪草。 ナデシコ科オオツメクサ属
ヨーロッパ原産の1年草。茎は高さ20〜50cm。葉は糸状(線状)で輪生(偽輪生)
します。花序は茎頂・枝頂につき、小さい白花をつけます。花弁と萼片は5 個あ
り、長さ3 〜4mm、花柱は5 個。果実は楕円形のさく果。種子はレンズ状でまわ
りにひれ状のものがついています。

ツボミオオバコ Plantago virginica
蕾大葉子。 オオバコ科 オオバコ属
北アメリカ原産の1〜2年草。道端や荒地などに生えます。全体が白色の
短毛で覆われています。根生葉は、倒披針形で先端は短く尖ります。葉
の間から高さ10〜30pの花茎を伸ばし、小さな花を穂状につけます。


ナワシロイチゴ Rubus parvifoius
苗代苺。 バラ科 キイチゴ属
つる性の落葉低木。川の岸辺、堤防などの日当たりの良い傾斜地に多く
見られます。茎や葉など、全体に棘があり、茎は地を這います。葉は
3枚あるいは5枚の小葉からなる複葉で、3枚であることが多いようです。
ナワシロイチゴ・果実 (5月末)


キツネノボタン Ranunculus silerifolius
狐の牡丹。 キンポウゲ科 キンポウゲ属
畦や土手などに生える多年草。茎は分枝し無毛。高さ30〜60cm。
枝先に黄色の5弁花をつけます。根生葉は長い柄のある3出複葉で
小葉はさらに3裂し鋸歯がある。果実はそう果が球形になった集合果。
有毒植物です。別名、火傷花(やけどばな)。全草にプロトアネモニンという
有毒成分を含み、誤食すると口腔に水泡ができ急性胃腸炎・下痢・消化器
出血などを起こす恐れがあります。春先の若葉がセリとよく似ていて、誤食
事故がまれに起こることがありますので注意が必要です。
「狐の牡丹。」 葉形が牡丹の葉に似ていることから付いた名前だそうです。
私はずっと「狐の服のボタン」だと思っていました。
「雰囲気」がフインキではなくて、フンイキだと知った以来のショックです。


コナスビ Lysimachia japonica
小茄子。 サクラソウ科
道端や野原などに生える、多年草。茎には軟毛が生え地面を這って広がり
ます。葉は対生し、長さ1〜2.5cm幅1〜2cmの広卵形で先が短くとがりま
す。葉のわきに黄色い花を1個ずつつけ、花冠は深く5裂して平開します。果
実は球形のさく果、深く5裂したがくに包まれています名前の由来は、果実を
小さなナスに例えたもの。。

ギシギシ Rumex japonicus
羊蹄。 タデ科 ギシギシ属
道端や土手、やや湿ったところに多く生えるに生える多年草。茎は高さ50〜
100cm。茎の上部で分枝し多数の総状花序を出し、淡緑色の小さな花を輪
生してつけます。花には花弁がなくがく片6個からなります。葉は長楕円形
で、基部はやや円形(心形)。縁は大きく波打ちます。果実はそう果。
若芽が食用になります。和え物・酢の物・汁の実・漬物などに。酸味とぬめりがあり、
独特の味覚です。冬から早春、根元に出る膜で包まれた若芽を採取します。別名の
「オカジュンサイ」が示すように、透明の粘液をたくさん分泌していますので、手で摘
み取るのは大変です。ナイフかはさみを用意しましょう。膜を取ってよく茹で水にさ
らしてから調理します。シュウ酸を多く含むので過食に注意してください。
(胆石や尿石の原因になります)

ツルジュウニヒトエ Ajuga reptans
蔓十二単。 シソ科 キランソウ属
ヨーロッパ原産の園芸種です。おそらく花壇で栽培されていたものが、生き残
っているのだと思います。堤防・河川敷は日々大勢の人たちが訪れるところで
すので植物相への人為的な影響は避けることができません。それで、しばし
ば悩まされる事態に陥りますが、それがまた面白いところでもあります。